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2018.10.15 更新

水稲水稲の生理形態について


水稲の基礎知識

今回は、失敗事例から種籾の基礎知識を紹介します。

育苗時に出芽苗立ちが悪い

水稲の種子を図1と2に示します。

種子は発芽する時、鞘葉(しょうよう)と1本の種子根が出てきます。しかしながら、水の中に種子があると鞘葉だけが伸びて、根は出てきません。鞘葉が水から出ると根が出てきます。
したがって、播種した苗箱を水田で管理するため、田に並べた後に大雨があった場合に、この様なことになります。(写真1と2)

また、図3のように試験管を使って種籾を播いて、発芽の条件の違いについて観察すると①水面上の水分を含んだ綿の上の種籾は、鞘葉と種子根がほとんど同時に伸び始めます。②水面下1cmの種籾は、はじめ鞘葉だけしか伸びませんが、やがて鞘葉が水面の上に出ると種子根も伸びてきます。③水面下5cmの種籾は、鞘葉だけ異常に伸びて、種子根が出ません。

この様に、種籾が発芽するには水と酸素が必要です。また、もう一つの条件は温度です。種籾の発芽最適温度は30〜34℃、最低限界温度は10〜13℃、最高限界温度は40〜44℃となっています。

図1 種籾の断面図と各部分の分解図および胚の断面図/図2 発芽した種籾と、発芽した胚の拡大/図3 発芽の実験
写真1/写真2

[用語解説]

発芽

本来、種子浸漬して、籾の水分含量が25%を超えると籾の中から鞘葉と種子根が発生します。

この生長過程で本葉と種子根が出たら発芽といいます。

出芽

苗箱に種籾を播種して、数日後、鞘葉か第一葉が地上に出てくることを出芽と言います。

したがって、苗箱に播種したら、発芽が悪いと言うのは間違いで、出芽が悪いと言うことになります。(種籾から見ると発芽不良となります。)


営農部 酒井 啓
広報誌「なごみ」2018年10月号掲載


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