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2018.07.13 更新

水稲夏場の水稲管理


中生・晩生の水稲では7月下旬頃の最高分けつ期、8月上旬の幼穂形成期を経て、8月末頃の出穂期まで穂作りの重要な時期に入ります。

また、生育の中では最も暑い時期を過ごすこととなり、台風の襲来も予想されます。

この時期の管理で重要なのは、水管理と病害虫防除です。

《大事な水管理》

土用干し以降は、基本的には間断灌漑(3日湛水4日落水)を実施します。

栽培暦にある2回施肥や低コスト施肥例などを活用している生産者は、穂肥施用2〜3日前には入水し、施用後は、3日間程湛水状態を保ち、肥料の吸収を促します。

図に示したように穂ばらみ期には、少し長く水を溜めておきます。

図 ヒノヒカリ・きぬむすめ 栽培暦より

《猛暑対策》

  • ◎稲の過繁茂防止に努めます。
  • ◎よりこまめな間断灌漑で根の機能活力維持を図ります。
  • ◎冷たい水との入れ替えなど、地温、気温の低下に努めます。特に日中の気温が35℃、夜温が25℃を超える場合は、かけ流し灌水が有効とされています。

《病害虫防除》

出穂前後に病害虫の被害を受けると、米の品質・収量に大きく影響します。散布適期は、穂ばらみ期(出穂直前)と穂ぞろい期の2回です。(栽培暦参照)

  • ◎病害=紋枯病、いもち病や、近年、話題となっている稲こうじ病などが挙げられます。
    [稲こうじ病の発生要因は、①前年の発生が多かった圃場で、土壌中の菌密度が高い(菌《胞子》は、2年は生存)②出穂前20日間に低温多雨の気象条件③生育後半の窒素が多い。(倒伏が懸念されるような稲体)となっています。稲こうじ病対処薬剤については、(表1)を参考にしてください。(なごみ第163回2016/7月号引用)]
  • ◎害虫=イネツトムシ、フタオビコヤガ(イネアオムシ)、コブノメイガやウンカ類(セジロウンカ=夏ウンカ、トビイロウンカ=秋ウンカ)などです。病害虫が多発した場合には、状況に応じた防除が必要になってきます。

《倒伏軽減剤の施用》

晩生品種の朝日やアケボノの倒伏に対する備えとして、ロミカ粒剤が有効です。施用時期は第1回目の穂肥の頃、出穂10〜25日前です。

《台風対策》

◇通過前

事前に排水路の点検・補修を行い、冠浸水時の速やかな排水に備え、風が強い場合は、やや深水にして稲体を護ります。

◇通過後

冠水した場合、葉先を水面に出すよう速やかな排水に努めることが大切です。白葉枯病等の常習田では、事前にルーチン粒剤などの殺菌剤を散布しましょう。

《出穂期について》

薬剤防除に出穂期が関与する場面があります。
出穂期は、品種や地域によって違いがありますので、配布している暦や(表2)を参考にしてください。

図 ヒノヒカリ・きぬむすめ 栽培暦より

営農部 本田 隆志
広報誌「なごみ」2018年7月号掲載


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