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2018.04.13 更新

水稲田植え前の準備について


気象の長期3か月予報(3月23日発表)によりますと、「中国地方の5月の天気は、数日の周期で変わり、平年と同様に晴れの日が多く、気温も平年並か高いと見込まれています。これからは、日に日に暖かくなり、水稲の育苗や田植えの準備などを始める時期となってきます。

昔から「苗半作」と言われ、水稲の良好な生育や収量は、苗の良し悪しが大きく影響するとされています。生育が揃い、田植え後の活着が良好で、病害虫に侵されていない良苗づくりを目指して、まずは育苗・本田の準備を進めてください。

1.育苗準備

●資材などの準備

育苗ハウスの清掃や補修、育苗床確保、培土、育苗箱(イチバンで消毒)、保温資材(太陽シート等)、バケツや桶、播種機など、育苗場所の整備や使用する物が揃っているかなど、確認や調整をしておきましょう。

●種子準備・消毒と浸種

水稲種子は、毎年更新するのが基本です。

購入種子と言えども塩水選(比重選)を行った後、種子消毒(対象病害:ばか苗病、いもち病、もみ枯細菌、イネシンガレセンチュウ)及び、浸種を行って優良種子の確保に努めましょう。

●種子の催芽

30℃前後で15〜20時間加温し、出芽を揃えるため必ずハト胸状態にして、播種、育苗へと進みます。

●育苗

育苗では、稚苗と中苗により管理が違ってきます。今一度どちらか確認して育苗に当たりましょう。

  • 稚苗とは、葉齢2〜2.5葉(葉身のない不完全葉を含めずに本葉のみ数える場合)で、まだ種籾の中に胚乳が一部残り、活着にその養分を使用することができる状態の苗。
  • 中苗とは、葉齢3.5〜4.5葉の苗で、籾の中の胚乳はすでに無くなっています。

稚苗として育てた苗が、中苗並みに葉齢が進んだものは、もはや老化苗となっています。

育苗各ステージ別日数と温度管理の目安

☆苗箱数が多い生産者や高齢生産者は、ロックウール資材や、軽楽培土などにより苗箱の軽量化を図るのも作業の効率化に結びつくと思われます。

●箱施用剤・除草剤の準備
  • 箱施用剤➡①害虫だけ ②害虫+殺菌
  • 除草剤➡①ジャンボ剤 ②フロアブル剤 ③粒剤

育苗方法や薬剤使用にあたっては“平成30年産栽培ごよみ=おいしい「お米」の作り方”を参考にしてください。

薬剤施用にあたっては、適正な時期、分量等をよく確認し、粒剤では、箱施用剤と除草剤との間違いがないように注意しましょう。

2.本田の管理

●春の耕起

耕起作業には、①播種や移植に適した土塊の大きさに土を砕くということ。②前作物の残渣を土の中に鋤き込んで腐熟を促進させる。③土の中に空気を入れて乾燥を促進し、有機体窒素を無機化させる(乾土効果)等の意味があります。代かき前にもう1〜2回耕起を行います。
「深耕のすすめ」

機械化体系の昨今、水田の作土深は年々減少しがちです。浅い作土では根の伸長阻害、吸肥力低下、高温障害、耐性の低下、倒伏等デメリットが多くなります。作土深15㎝を目指して深耕を行うよう努めましょう。

●土壌改良資材施用

土壌改良資材(苦土重焼燐、とれ太郎、ミネラルG、ケイカル、かきがら石灰等)は早めに散布して鋤き込んでおきます。

●基肥施用・耕起

基肥は、代かき前1週間以内に施用し、丁寧に耕運して鋤き込んでおきます。

肥料の中の窒素は、圃場に施用された後、湛水するまでの期間が長いと、時間の経過とともに作土層から下へ流れて行きます。

したがって、あまりに早く施肥することは肥料の利用効率を下げることになります。施肥はできるだけ田植え(播種)直前にするというのが原則です。

●入水

入水に際しては、排水溝をしっかり閉めることも忘れないように注意しましょう。ジャンボタニシが多発するところでは、網の設置等により、入水口から侵入させない工夫も必要です。


営農部 本田 隆志
広報誌「なごみ」2018年4月号掲載


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