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2018.03.15 更新

園芸アスターの作り方


アスター(エゾギク)は、盆・彼岸に欠かせない切り花で、主に仏花として扱われることが多いのですが、花形や花色が豊富でフラワーアレンジメントの花材としても面白い切り花です。病害虫に気を付ければ作りやすい花なので、ぜひ直売所等への出荷を目指して栽培してみてください。今号では、8月盆出荷の切り花栽培について説明します。

図 作型

〇品種

切り花として盆出荷に栽培される主要品種は、「くれない」や「松本」シリーズです。花色には赤、白、ピンク、青などがあります。また、萎凋病に強い品種を選ぶことも大切です。

〇育苗

盆出荷を狙う場合、3月下旬〜4月上旬に播種します。低温期の播種になるので保温のためビニールトンネル内で育苗し、25℃以上にならないように管理します。種子は1aあたり約40ミリリットル必要です。立枯病が発生しやすいので、播種前にホーマイ水和剤200倍液に30分間浸漬します。種播きは、セルトレイを用いる場合と地床育苗があります。

セルトレイ育苗は128穴セルトレイに与作N150などのセル専用培土を詰め、灌水した後、1穴に2〜3粒播きします。

地床育苗では1m幅の平畝をつくります。灌水した後に定規や板切れなどで条間10cmの播き溝をつくり、条播きします。

どちらの育苗法でも播種後に薄めの覆土をし、その上に新聞紙を被せ、発芽まで乾燥しないようにします。発芽後は新聞紙を取り除きます。発芽がそろったら生育を見て、セルトレイ育苗では1穴1株に、地床育苗では3cm間隔になるよう間引きします。育苗中は液肥500倍液を1〜2回与えましょう。

〇畝づくり

連作を特に嫌うので4年以上作付けをしていない、日当たり、排水のよい土地を選びます。土壌の適応性は広く砂質土〜粘質土まで栽培が可能です。畝幅は110cm(通路30cm)を標準とします。

〇施肥

土作りは定植の1カ月前までに、完熟堆肥を1aあたり300kg程度、pHは6.0〜6.5程度に調整するために、苦土セルカを1aあたり15kg程度施用します。

元肥は1aあたり園芸887を12kg、追肥は草丈20cm時に8kgを目安に施用します。窒素過多は軟弱徒長や過繁茂の原因になり、草姿が悪くなったり、病害虫が発生しやすくなるので気をつけてください。

〇ネット張り

アスターは浅根性のため倒れやすいので必ずフラワーネットを1段張ります。植付け前に、畝幅と定植間隔に合わせた目合い(15cm角、5目程度)のフラワーネットを地面に敷いて、定植の目安にすると便利です。

〇定植

本葉3〜5枚の時期に、株間15cm、5条植えで植付けます。老化苗になると活着が悪くなるので注意します。

〇灌水・追肥

生育初期は乾燥しない程度に灌水して、草丈を確保します。乾燥防止のため敷きわらを敷きます。草丈20cmの頃に追肥を行います。収穫時期が近づいてくると、灌水を控えめにしていきます。梅雨時期の過湿は立ち枯れを助長しますので排水に努めます。

〇病害虫防除

最も注意を要する立枯病防止のためには、連作をしないこと、酸性土にならないように土壌酸度を矯正すること、種子消毒や土壌消毒を行うこと、植付け前にリゾレックス粉剤を土壌混和すること、生育期間中にユニフォーム粒剤を土壌表面散布することなどで対策をします。

その他、生育後期には灰色かび病が発生しやすいので、アフェットフロアブルなどで予防をします。

害虫は、アザミウマ類やハモグリバエ類、ヨトウムシなどの害虫が発生しますので発見したら早期に防除をしてください。

開花期の散布は、汚れが生じにくい薬剤を選択しましょう。

〇切り花

4〜5輪開花したら切り花をします。切り花は朝方の涼しい時間に行います。


営農部 高本 翔太
広報誌「なごみ」2018年3月号掲載


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