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2017.12.15 更新

水稲平成29年産水稲の作柄と次年度の対策


1.気象の特徴

平成29年の稲作期間の気象は次のような特徴がありました。

  1. 5月は高気圧の影響で晴れる日が多く、気温は平年と比べ高く推移しました。
  2. 6月の気温は寒気の影響で平年より低く推移しました。上中旬は高気圧に覆われ晴れる日が多く、下旬は梅雨前線の影響で曇りや雨の日が多くなりました。
  3. 梅雨期間は6月20日(平年より13日遅い)〜7月13日(平年より8日早い)で平年より非常に短くなりました。
  4. 7・8月の気温は平年よりも高く、梅雨と台風の影響で集中的に雨が降る日がありましたが、日照時間は平年並み〜多く推移しました。
  5. 9・10月は雨の日が多く、寒気の影響で気温は平年並み〜やや低く推移しました。日照時間は平年並み〜少なくなっています。
    気象については図を参考にしてください。
平成29年度稲作期間中の気象(アメダス地点:倉敷)

2.水稲の生育概況

  1. 育苗期間中の5月は日中の気温が高かったため、一部で苗ヤケが見られました。
  2. 6月上中旬の気温はやや低かったものの、6月下旬以降の気温は高めで、生育は概ね順調に推移し、茎数は平年並み〜やや多めになりました。
  3. 病害虫については、ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)は6月上中旬の移植期間がやや低温で推移したため、活動が停滞気味であったこと、また降水量が少なく田面の水位をコントロール(浅水管理)しやすかったことで移植苗の食害は概ね回避できました。しかし、6月下旬は雨の日が多く、その時期に移植した圃場では一部で被害が見られました。
    生育前半の気温が高く、茎数が平年よりも多かったことから、風通しが悪くなり、葉いもち、紋枯病の発生が多い傾向でした。
    斑点米カメムシ類の発生が多く(7月27日岡山県病害虫防除所発表)、8月の気温が高かったことで、斑点米カメムシ類の加害・増殖に好適な条件になり、被害が見られた圃場がありました。
  4. 早生・中生種の出穂期は、7・8月中の気温が高く、日照時間は平年並み〜多く推移したことから、平年並み〜やや早くなりました。晩生種は概ね平年並みで出穂しましたが、9月に入り気温が低温傾向で推移したため、一部で出穂が遅れたものが見られました。
  5. 成熟期は、早生種は平年より2日程度早く、中晩生種は9月が低温傾向であったため遅れが見られました。また10月に入ってから降雨が続き、刈り遅れた圃場が多く見られました。
  6. 早生種では、収量は平年並み〜やや良、品質は概ね平年並みでした。中晩生種は、収量はやや良、品質については一部に刈り遅れによる品質低下が見られますが、10月末時点で概ね平年並となっています。

3.次年度に向けて

  1. 土作り
    稲わらは焼却せずに、土作り資材とともに早めにすき込んでください。次年度の浮きワラ等の防止になります。
  2. 病害虫防除
    ジャンボタニシ対策として、次年度の発生量を減らすために、冬期(12〜2月)に2回程度圃場を耕耘し、土中で越冬しているタニシを寒さにさらし死滅させましょう。用水路内で越冬するものも多いので、用水路の掃除も効果的です。また、水稲移植後は取水口・排水口に金網を設置し、用水路からの侵入を防ぎましょう。移植後20日間は水深が4cmを超えると被害が出やすいので、浅水管理をしてください。必要なら捕殺、薬剤防除を行ってください。
    葉いもちは病斑が見え始めたら早期に防除を行うようにしてください。葉いもちが多発した圃場では、穂いもちも発生しやすいので、出穂前後の防除を行うようにしてください。
    紋枯病は7月中旬頃から発生し、高温多湿の時に発病が多くなります。常発田では予防的に粒剤等を散布しておくと良いでしょう。
    斑点米カメムシ類は畦畔のイネ科雑草が発生源となるので、出穂2週間前までに畦畔の草刈りをしてください。
  3. 水管理の徹底
    分げつ期〜幼穂形成期の期間は常時灌水をせず、間断灌水を行い根の活力維持に努めましょう。また、高温時は掛け流し灌水が望ましいです。

営農部 安藤 裕二
広報誌「なごみ」2017年12月号掲載


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