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2017.06.15 更新

水稲水稲の初期生育について


この時期は、南部地域では田植えの時期となっていると思われます。

今回は稲の生育について、生理障害を中心に話を進めます。

まず、肥料成分の生理的機能と生理障害(生育不良)について、表を参考にしてください。

表 肥料成分の生理的機能と生理障害の症状 クリックで拡大
写真1 赤がれ症状

この生理障害の発生については、一次障害として地下部(根の周り)の酸素不足やガスの発生による根の障害がもたらすものと、二次障害として、肥料養分不足が稲の葉に症状として現れるものとがあります。学生の時、栽培の講義で聞いた話ですが、インドネシアで稲の病気が出た際、日本人の病害の専門家が調べたが、病気ではないので特定できなかったことがあったそうです。しかし、栽培関係者は、この症状を見て、赤がれ症状(写真1)と分かったそうです。

最近一番よく見かけるのは、田植え直後〜20日にかけて発生する赤がれ症状で、葉の表面が茶褐色になることです。一般の生産者は、除草剤の「薬害」や「病気」を疑うことが多い症状です。この原因としては、土壌中の酸素不足や硫化水素による根の障害がもたらすものです。したがって、地上部だけを見るのでなく、水田の中に入って、ガスが発生していないか(写真2)、根は、白くて健全かを見て、判断してください。また、硫化水素が発生すると株元が黒くなっているのがこのガスによる症状の特徴です。(写真3)

写真2 水田のガス発生状況/写真3 移植後の苗深植えと硫化水素の障害(右)

その他、赤がれ症状は出ていないが、稲の生育が悪い場合、よくコンバインの旋回部等で稲わらが集中した場所に起こることがありますので、注意してください。

これらの対策として酸素(空気)を供給することが有効ですので、落水してください。(ただし、除草剤散布後7日間は落水せずに、自然減水で対応してください)

また、豊土サングリーン(追肥用)も障害の軽減と生育の早期回復に役立ちます。


営農部 酒井 啓
広報誌「なごみ」2017年6月号掲載


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