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2017.06.15 更新

園芸キャベツ栽培


キャベツは品種改良が進み、年間を通じて栽培されるようになり、主要野菜の一つになりました。

キャベツの生育適温は15〜20℃で、温度に対する適応性は広いと言われています。しかし、低温には強いですが高温には弱いです。その中で特にポイントとなるのは、結球時の温度です。結球適温は13〜20℃で、28℃以上の高温や、7℃以下の低温では結球の進行が鈍り、2〜3℃ではほとんど肥大しません。

このため、岡山県南部では7〜9月にかけて収穫する栽培の作型は困難ですが、この時期を除けば栽培することができます。

1.岡山県南部での作型と品種

品種改良が進んだことで作型が分化してきました。作型にあった品種を選ぶことが大切です。

表 キャベツの作型と品種

2.圃場の準備

植付2週間程度前に10平方メートル当たり堆肥20kg、石灰質肥料1kgを入れ、土づくりをしておきます。

施肥量はどの作型も収穫終了までの全期間を通じて、窒素成分で10平方メートル当たり250〜300gを目安とします。

3.育苗

128穴のセルトレイを使用して、適切な温度・水管理で本葉4枚の健苗を作り、定植します。

4.定植

一条植えの場合は畝幅60cmとし、二条植えの場合は120cmとします。

株間は35〜40cmとします。

5.病害虫

害虫としては、アオムシ、ヨトウムシ、ハイマダラノメイガ(別名シンクイムシ)等、また、病害としては、べと病、軟腐病、菌核病等の発生が多いです。

特に、害虫防除のポイントとしては、定植後から外葉最盛期、結球開始期にアオムシ、ヨトウムシ等のチョウ目害虫の食害が問題となりますので、ここにポイントを置いて防除して下さい。

6.各作型の栽培ポイント

(1)初夏まき秋どり
  • 定植から収穫までの期間が短いため、品種は早生種を利用します。高温時に育苗するため、育苗時の管理(徒長させないこと)が大切であり、かつ、高温乾燥時に定植するため、早期活着と初期生育がポイントになります。
  • 元肥主体(全体施肥量の3分の2程度)で、追肥は活着後早めに施し、結球開始期までに株を十分に作り、芯葉が立ち上がる頃に、2回目の追肥を行います。
(2)夏まき年内〜冬どり
  • 初期生育を進め過ぎると、外葉が大きくなり、玉のしまりが悪くなることがあります。収穫期まで肥効をムラなく持続させることが大切です。
  • 全施肥量の半量を元肥として施用し、残り半分は生育状況を確認しながら2〜3回に分けて適時施用します。
  • 収穫期に近づいてからの肥料切れは、球へアントシアンが発生したり耐寒性の低下を招いて品質を落とします。
(3)秋まき春〜初夏どり
  • この作型は年内に定植するか、又は、苗の状態で越冬させ、春先に植付けします。この時期に株(苗)が大きくなると、低温に感応して抽苔するおそれがありますので、無理な早まきは避けます。
  • 冬季は生育がほとんど進まず、春の気温上昇とともに一気に生育が進むため、秋植の場合は元肥の量を少なく(全施肥量の3分の1程度)して、追肥に重点を置きます。追肥は、3月以降の気温の上昇とともに肥効が高まるように、速効性肥料を節分の頃から施用し、結球体制に入るまでに株を大きく作るようにします。また、春植の場合は元肥主体とします。
  • 5月どりでは急激に気温が上昇するため、収穫期まで肥効が残ると葉肉が柔らかくなり、球の腐敗や裂球の原因となります。
(4)春まき初夏どり
  • 低温時に育苗するので、晩抽性の品種を選び温床育苗をしてください。
  • 圃場での生育期間が短いため、元肥主体の施肥とし、追肥は活着2週間後の1回とします。
  • 収穫期が高温に当たるため、結球前から病害虫の防除を徹底し行います。また、裂球しやすいので、収穫遅れに注意して下さい。

営農部 橋本 忠幸
広報誌「なごみ」2017年6月号掲載


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