JA岡山西

好奇心がエネルギーあなたと私のJA岡山西




営農事業

営農情報

2012.07.13更新

水稲本田管理(幼穂形成期〜出穂期前後)


6月に田植えしたイネは、気温の上昇に伴い、分けつ数を増加させていきます。分けつ数の増加は収量増加に関係しますが、過剰に分けつ数を増やすと過繁茂や病気を招くことがあります。適正な栽培に努めましょう。

【水管理について】

分けつ期

根の活力維持、分けつ促進などの観点から、間断灌漑(3日湛水、4日落水)で水管理を行うことが好ましいとされています。

中干し、土用干し後から幼穂形成期まで

間断灌漑を実施します。

幼穂形成期〜穂ばらみ期〜出穂期

イネの生育内で最も水を多く必要とする時期で幼穂形成期はやや深水管理とし、穂ばらみ期〜出穂期は、水分不足が幼穂の伸長に影響するので、水は切らさないような配慮が必要です。また、この時期は気温、水温とも高く、根は活力を低下させる傾向となり、根腐れも懸念させるため、間断灌漑や掛け流しも行います。

落水期(出穂30日後を目安)までは間断灌漑を続け、根の活力維持をはかります。

〈中干し〉

7月上中旬、ガス発生等により土壌の酸素欠乏による根傷みなどがあるときなど3〜7日間程度落水し、根の活力を回復させます。

〈土用干し〉

移植後、約1ヶ月経過1株茎数20〜23本確保できたら始めます。穂肥の前まで1週間から10日程度行いますが、田面に軽く亀裂が入る程度とします。

【施肥】

穂肥について

穂肥の目的は、(1)穂数を確保する、(2)出穂後の登熟を向上させる、の2つあります。

穂肥の施用は1回で行う場合と2回に分けて行う場合があります。

1回施用

幼穂形成期

2回施用

1回目幼穂形成期、2回目は第1回目から10日後です。幼穂形成期に葉色が濃いと、施用することにより過繁茂、倒伏、籾数の過剰を招き、籾の充実が悪くなり減収する恐れが出てきます。この場合は、1回目の穂肥を省略(2回目の施用の時期に葉色をみて施用の判断を行います)、もしくは減量させます。

セラコートなどの1発肥料は原則追肥は必要としません。

葉色についてはカラースケール(葉色板)を照合して判断します。栽培ごよみでは緑色の曲線で表していますが、幼穂形成期頃はヒノヒカリで4、朝日・アケボノで3.5となっています。(図1参照)

図1 栽培ごよみ 生育過程(ヒノヒカリ・吉備の華)

図1 栽培ごよみ 生育過程(ヒノヒカリ・吉備の華)

【病害虫防除について】

7月末頃に問題となる病害虫として、葉いもちやウンカ・ヨコバイ類、イネアオムシなどがあります。これらの病害虫は、田植時の箱施用剤の施用によってかなり抑えられますが、多発したときには適期防除を行うようにしてください。

出穂期前後に病害虫の被害を受けると、米の品質・収量に大きく影響します。

このため、出穂前後の穂ばらみ期と穂ぞろい期の2回の病害虫防除は非常に重要となっています。

出穂期に防除を行う場合、開花の午前9時頃から午後1時頃は避けたほうが良いでしょう。

これ以外の時期でも多発した場合には状況に応じた対応が肝要です。

出穂直前

いもち病、紋枯れ病、籾枯細菌病、ウンカ、フタオビコヤガ、ツトムシ、コブノメイガ等を対象とし、粉剤、液剤を用います。

粒剤対応の場合はこれより10日ほど前に散布します。

出穂後(穂首出揃期)

穂いもち病・穂枯れ・ウンカ・カメムシ等が対象となります。

〈出穂〉

穂が少しでも覗いたとき

※いもち病はこの時期直前の防除がポイント

〈出穂始め〉

10〜20%が出穂した日

〈出穂期〉

40〜50%が出穂した時期

〈穂揃い期(穂首出揃期)〉

約90%が出穂した日で出穂期の2〜3日後

営農部 本田 隆志
広報誌「なごみ」2012年7月号掲載


このページのトップへ

 

HOMEトピックスお知らせ・新着情報イベント・相談会地域の話題事業案内特産品直売所店舗案内レシピ広報誌女性部
JA岡山西について個人情報保護方針情報セキュリティ基本方針金融商品の勧誘方針お問い合わせサイトマップ関連リンク

Copyright (C) 2014 JA-Okayama-Nishi,Allrights Reserved.