
2009.09.15 更新
ニンニクは古代エジプト時代から強壮剤として利用されてきました。中国のギョウザ事件以降国産のニンニクが再認識され、家庭菜園でも広く栽培されています。
品種は暖地系(壱岐早生、嘉定早生)と寒地系(ホワイト六片)があり、その地域に適したものを選びます。
植付け時期は9月下旬から10月上旬です。
種球は自家採取する場合と購入する場合があり、購入する場合は信用のある店で購入します。いずれも病気のない大球を10m2あたり約1~1.5kg準備し、植付け直前に鱗片を分割します。【図1】
ほ場は日当たりが良く、耕土が深く排水、保水ともに良好で、肥沃な粘質壌土を選びます。植付け約2週間前までに10m2あたり、堆肥20kg、石灰質肥料1.2kg、有機入り化成肥料を1kg施用して耕起し、畝幅1.2m(4条植え)で畝立てを行います。
畝幅1.2m、株間12~15cm、条間30cmで、芽の出る方を上に向け深さ3~5㎝に植付けます。覆土が厚すぎると萌芽が遅れたり、不揃いになりやすくなります。【図2】
1箇所から2本以上発芽する場合は、本葉3~4枚の頃、強い芽を1本残して他をかぎ取ります。この場合、残す芽を傷めないように片手で押さえ、もう一方の手で引き裂くようにしてかぎとります。【図3】
追肥は12月と2月上中旬に化成肥料を10m2あたり400g程度施用します。3月以降に追肥を行うと裂球と腐れの原因となります。
冬季と春先の乾燥期には、潅水をしたり切りワラを散布して乾燥を防ぎます。一方、雨が多いときには十分排水を行います。特に生育後期での土壌水分の変動は裂球、着色球の発生原因となります。
4~5月にかけてトウ立ちをしてきます。このトウをそのままにしておくと、栄養が蕾の方にいき、鱗片の肥大が悪くなるので早めに除去します。
排水不良や肥切れ、又は肥料の効きすぎは、ベト病、葉枯病やさび病の発生を助長します。害虫はアブラムシやアザミウマがきますので定期的に防除をして下さい。なお薬剤が付着しにくいので展着剤を加えて下さい。
株全体の葉が1/2~1/3くらい黄色くなり、球の底部(尻部)が平らになったときが収穫適期です。早すぎると収量が少なく、遅れると割れ玉が多く品質が低下します。
収穫は晴天で土の乾いた時に抜き取り、畑で2~3日乾燥させ、その後、根を切って日陰の風通しの良い軒下などに4~6球ずつ束ねて吊るし、貯蔵します。【図4】
営農部 橋本 忠幸
広報誌「なごみ」2009年9月号掲載
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